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蚕起食桑〜かいこおきてくわをはむ〜 2017年二十四節気七十二候
5月21日〜5月25日
二十四節気『小満(しょうまん)』の初候『蚕起食桑〜かいこおきてくわをはむ〜』
太陽の光を浴びて、どんどん育っていく桑の葉を、
もりもり食べてお蚕さまが育っていく頃。
養蚕業の方々にとって一番忙しい時ではないでしょうか。
お蚕さまの繭からとれた絹の糸で、
美しい光沢を放つ反物が作られます。
絹の糸で織り上げられた布や帯の美しさは、
古来より人々を魅了していました。
日本で絹織物というと、一番馴染み深いのが
和装のキモノや帯ではないでしょうか。
ほとんど人がその感触には覚えがあることと思います。
あの滑らかな肌触りが、私は大好きです。
キモノを着る喜びの一つになっています。
そして、冬はとっても暖かくて、過ごしやすいという利点もあるんですよ。
さてさて、お蚕さまは、野生には存在しないということをご存知でしょうか。
私も、この候を書くために調べて、始めて知りました。
「家蚕(かさん)と呼ばれる家畜化された昆虫で、人間の手助けなしでは生きていけない」
ということです。(Wikipedia 「カイコ」より引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/カイコ)
日本では、江戸期に地方の藩が主要産業として力を入れたため、
各地に養蚕で栄えた地域が多く存在します。
そして、その地域毎に、「カイコ」の呼び名も違っているそうです。
(Wikipedia 「カイコ」を参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/カイコ)
とっても面白いですね。
今は、ポリエステルなど、手入れも簡単で着やすい素材が多く出て来ていますが、
やはり絹や麻、綿などの自然素材の着心地の良さは、格別です。
化学繊維と天然素材、どちらの着心地の方が良いか?
ということの答えは、個人の感じ方により違うかもしれませんが。。。
このままどんどん科学が進んでいったら、
人の感性(感じ方)も変わっていくのでしょうか。
それとも、古来の感覚は、いつまでも残るのでしょうか。
みなさんはどう感じますか?
いろいろな考えの方と、こういう話題で議論するのも楽しそうですね。