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紅花栄〜べにばなさかう〜 2017年二十四節気七十二候
5月26日〜5月30日
二十四節気『小満(しょうまん)』の次候『紅花栄〜べにばなさかう〜』
今年も、最上川流域の紅花畑が紅く染まる頃です。
紅花は、古来より生薬や油、口紅などとして、日本人の生活を支えていました。
そんな紅花畑も、化学的に合成された染料の登場で、
現在では面積を減らし、観光用などに僅かに残るだけだと言います。
(詳しくはWikipedia にて https://ja.wikipedia.org/wiki/ベニバナ)
そんな紅花を昔のままの製法で、いまも作っておられる伊勢半本店さん。
数年前に、友人より伊勢半さんの綺麗なパンフレットをもらいました。
伊勢半本店 http://www.isehanhonten.co.jp
さらに数十年前、29歳の頃、京都で撮影した作品の小道具として
紅花で出来た紅をはじめて手にしていたので、
とっても懐かしく拝見したのを覚えています。
小さく美しい絵柄の瀬戸物の器に薄く塗りつけられた玉虫色の紅。
一見、緑色に見えるその紅を、紅筆で取って唇にのせると、
紅い色合いが浮き上がってきます。
友人から聴いたお話ですが、その紅の色合いは、
使う人によって、千差万別。自分に一番しっくりくる色に変わるのだとか。
不思議ですよね。
和のモノの良さって、そういうミステリアスなところにあるのでしょうか?
この紅花口紅は、いつか娘に買ってあげたいなぁ〜と思う逸品です。