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乃東枯〜なつかれくさかるる〜 2016年二十四節気七十二候
6月21日〜6月25日
二十四節気『夏至(げし)』の初候『乃東枯〜なつかれくさかるる〜』
クリスマスが近づく頃に咲き始める夏枯草が、枯れる頃。
『冬至(とうじ)』の初候『乃東生〜なつかれくさしょうず〜』、
七十二候の第64番目の候は、この花が咲く時期を知らせています。
他の植物が咲く時期を終えて、周りが冬の只中に向かって行く頃、
咲き始めるのが夏枯草。正式な名前は「ウツボグサ」です。
円筒形の花の形が、弓矢を携帯するための「靱(うつぼ)」という
入れ物に似ているということでついた名前だそうです。
「夏枯草(なつかれくさ)」というのは、利尿・消炎作用のある生薬としての花穂の名称。
温帯域の日当たりのいい山野に群生する多年草です。
(Wikipedia「ウツボグサ」を参照。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウツボグサ )
そんなウツボグサは、真夏を迎えようとするこの時期、枯れて行きます。
自然の営みは、実に不思議ですね。
多くの草花が辿るリズムとは反対のリズムで生きるウツボグサ。
こんな性質を持った数少ない草花には、どんな御役目があるのでしょう。
自然が作り出すものに、無駄な物はないはず。
きっと何らかの重要な役目をになっているものと思われます。
「神様が生み出したものに、無駄なものは何一つない」
そんな風に感じているのは、私だけでしょうか。
どんよりと曇った空が続く梅雨の時期、
陽の光を浴びる時間が減って、セロトニンの分泌量も減り、
気分までどんよりしがちですが、
そんなときは、ウツボグサを思い出したいと思います。
生命はみんないろいろ。みんなそれぞれの御役目を持って生まれてきているのでしょう。
きっと私たちも、何かしら誰かの役に立つことが出来る存在のはずです。
この世に生まれたからには、きっと誰かのお役に立っているんです。
私たちを必要としてくれる人や場所があるはず。
そう考えると、たとえ落ち込んでいても、少しは元気が出るかな?
半年に一度の大事な節目の時期に登場するウツボグサさん、ありがとう!
今年も折り返し地点に来ました。
またあなたに会える年末まで、
あと半年、がんばりますよ〜♡