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葭始生〜あしはじめてしょうず〜 2016年二十四節気七十二候
4月20日〜4月24日
二十四節気『穀雨(こくう)』の初候『葭始生〜あしはじめてしょうず〜』
水辺に葦が青々と茂り始める頃。
葦は、平安時代までは「あし」と呼ばれていましたが、
「あし」という音が「悪し」に通じるから縁起が悪いということで、
「ヨシ」と呼ぶようになった。
いまは標準的には「ヨシ」で通用しているが、
「葦(あし)」も「ヨシ」もどちらも間違いではないそうです。
古くはギリシャ神話に出てくる「パンフルート」(葦笛)、
古代エジプトのパピルスや日本では簾(すだれ)や葭簀(よしず)として加工されたり、
水辺では環境を浄化してくれたり、人間の生活に大いに役立ってくれる植物です。
またパスカルが書いた「人間は考える葦である」という言葉は有名。
日本の古名は「豊葦原瑞穂の国」と言ったそうです。
江戸時代の遊郭は葦の茂る湿地に建てられたため、
「葭原」→(縁起を担いで)「吉原」と名付けられたとか。
人間とは切っても切れない大変重要な植物なんですね〜。
自然の水辺をもっと増やし、浄化作用のある葦を植えて、
生命にとって大切な地球環境を取り戻す努力をしていかないと行けないですね。