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桐始結花〜きりはじめてはなをむすぶ〜 2016年二十四節気七十二候
7月22日〜7月26日
二十四節気『大暑(たいしょ)』の初候『桐始結花〜きりはじめてはなをむすぶ〜』
桐の花は5月頃に咲きますが、その花が実をつける頃。
桐と言って、一般的に皆さんが思い浮かべるイメージとしては、
源氏物語の桐壺の更衣とか、豊臣秀吉の桐の御紋とか、
日本政府のパスポートの表紙の紋様などが一番身近に目にするケースでしょうか。
皇室でも五七の桐をご使用とのこと。
明治神宮は五三の桐、あっ、そうだ!五百円硬貨の裏側の紋様も桐ですよね。
そして私にとって桐というと、一番先に思い浮かぶのが、桐の箪笥です。
祖母が大事にしていた桐の箪笥には、綺麗なキモノや帯、
帯留め・帯締や小物、和装バッグなどが入っていて、
宝物の箱のような気がしていました。
そして何より、
この桐の箪笥に纏わるお話がとっても好きなのです。
杉の木は約80年くらい経たないと、使用出来るまでに育たないのに対して、
桐の木は約20年ほどで使用可能なサイズに成長するということ。
そこで、昔の人は娘が生まれた時に、桐の木を植え、
二十歳を過ぎて結婚をする年頃になっていった時に、
その桐の木でお嫁入り道具の箪笥を作る、
という習慣があったようです。
子供の成長を見守りながら、大人になる日を夢見て、
いろいろな準備をしていくって素敵ですよね〜。
娘にはしてあげられなかったことが残念ですが、
孫が出来たときは、娘や息子が孫に好きなことをしてあげられるように、
最大限の協力をしたいと思います。頑張らなきゃ♪
こうしてこの候の記事を書く度に毎年想いを新たにする私です。