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蚕起食桑〜かいこおきてくわをはむ〜 2016年二十四節気七十二候
5月20日〜24日
二十四節気『小満(しょうまん)』の初候『蚕起食桑〜かいこおきてくわをはむ〜』
さぁ、今年もお蚕様の活動時期がやって来ました。
たくさん桑の葉を食べて、良い繭を作って、人々の暮らしを潤してくれます。
太古の昔から、人類の文化と生活に多大なる貢献をしてくれたお蚕様。
私は彼らなくして、人類の反映はなかったのではないかと考えます。
特に絹織物に関わる方々は、代々とても大切になさってきたんです。
折しも、この候が始まる前日、
私はある雑誌の撮影協力で、絹織物の里、茨城県結城市に行ってきました。
結城紬の里の「つむぎの館」。奥順株式会社さまが運営なさっている和を堪能できるスポットです。
こちらでは、毎年オリジナル柄を採用した浴衣生地の染体験や織物体験など、
様々な体験をご用意なさって、多くの方々を受け入れていらっしゃいます。
ここでもこんな場所を見つけました。
つむぎの館の一角、ウバメガシの下にさり気なく。。。
この形は!そうです。お蚕様ですね。
絹は、シルクロードを生み、人々の交易を盛んにさせ、
関わる人々に富と繁栄を与えてきました。
そこに関わる人たちは、お蚕様に感謝することを忘れず、
その文化を未来につなげるために、今も命がけで頑張っていらっしゃいます。
若い方々も、どんどんこの業界に参入なさっているようです。
ここでも静かな闘志を内に秘めた凛とした女性にお会いしました。
結城紬の輝きにも、彼女の輝きにも、うっとり。
素敵な一日を過ごさせていただきました。
私が撮影で着用させていただいている単衣の紬と半幅帯、帯締は、
今回の撮影でお世話になりました江波戸令子先生にお借りしたものです。
帯留めは祖母の形見の鼈甲の鮎。
江波戸令子先生のHPはこちら・・・http://www.ponnalet.com/info.html