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夏至(げし) 2017年二十四節気七十二候
6月21日〜7月6日
二十四節気『夏至(げし)』
北半球では、一年のうち昼間が最も長く、夜間が最も短くなる日。
旧暦の5月、午の月の中気ということです。
(中気とは・・・冬至から次の冬至までの間を12等分した各区分点。
二十四節気の偶数番目のものがこれにあたる)
夏至は、転換点といいます。私も自分の人生の大きな転換点を迎えています。
スペインでは、この時期に夏の始まりを祝うサン・ファンという火祭りがあるそうです。
(カタルーニャ語では、サンジョアン)
スペイン各地で行われているお祭りですが、前夜祭が盛大らしく、
花火や爆竹を鳴らしたり、焚き火の周りに集まって大騒ぎするとか。
ヨーロッパでは、中世の頃から行われているお祭りだということです。
日本の夏至はどうでしょう。
静かに暦の転換点に想いを馳せ、個々に夏を思い過ごしている日?
調べてみました。
日本では、猿田彦大神に縁の深い興玉神石(おきたましんせき)をお祀りしている
三重県伊勢市の二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)で行われている
禊の祭りというのがあるようです。
この興玉神石(おきたましんせき)の鳥居として有名なのが、
お伊勢さんの夫婦岩。
修学旅行などで行ったことがあるのではないでしょうか。
あの夫婦岩のしめ縄の先、700メートル程の沖合の海底に、
興玉神石(おきたましんせき)が沈んでいるそうです。
もともとお伊勢参りの前に、海水で身を清めるための禊浜である場所。
夏至の日には、夫婦岩のちょうど真ん中から登ってくる朝日を浴びながら、
興玉神石(おきたましんせき)の御前で、
真っ白な装束で海に入り、身を清めるお祭りが行われるそうです。
参照: http://ii-nippon.net/日本の祭/79.html
夜通し花火や爆竹を鳴らし、賑やかに飲んで歌って踊る
ヨーロッパのお祭りも楽しそうですが、
一年の折り返し地点で、禊をする日本の厳かなお祭りも良いですね。
西洋文化か日本文化か。
これまでは、どちらも良いとこどりをしたいという現代の日本人気質でしたが、
この先、どちらの方向性に進むのでしょうか。
私は、技術革新による時代の移り変わり、
若者たちの頑張りにより変貌する日本人のマインドの変化を礎に、
日本にも大変革の時期が近づいて来ているように感じます。
今回の夏至は、個人的にも社会的にも
世の中を変える大きな転換点になりそうな気がします。
昭和な気質を大きく変えてくれそうな、若者たちに
とっても期待しています。