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桃始笑〜ももはじめてさく〜 2016年二十四節気七十二候

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(Photo by Naoya Nakagawa)

3月10日〜3月14日

二十四節気『啓蟄(けいちつ)』の次候『桃始笑〜ももはじめてさく〜』

桃の花が咲き始める頃です。

うちの近所にも、住宅地の中に、数区画だけ桃畑があります。

この時期になると毎年、鮮やかなピンクの花をたくさんつけて、

私たち住民の目を楽しませてくれます。

こんな四季を感じる街に住んでいると、何気ない生活の中にも

とてもとてもたくさんの幸せを感じます。

 

いつも思うのですが、自然って、本当にたくさんの喜びを与えてくれますよね。

現代社会では、便利なものがたくさん出来て、

何もかも当たり前になって来ていますが、

昔の人は、ことある毎に驚いたり、喜んだり、悲しんだり、

日常生活の中で刺激を受け、幸せを感じていたんでしょうね。

世界中の情報が得られる価値観が多様化した今の時代とは違って、

地域社会の共同意識がより強かった昔の時代は、

自然を感じているときが、

自分を開放できる貴重な時間だったのかもしれないなぁ。

 

自然ってありがたい。

新美南吉の童話「手袋を買いに」の中で、

初めて町に出て来た子狐が、町の灯りを見て、

「灯には、星と同じように、赤いのや黄いのや青いのがあるんだなと思いました」

(1996年 初版発行 岩波文庫「新美南吉童話集」『手袋を買いに』 p27より)

という一節がありますが、私はこれを読んだとき、反対に、

「そうそう!星にも、街明かりと同じように、赤いのや黄色いのや青いのがあるある!」

と思ったんですね。

五十路を過ぎた昭和三十年代生まれの私でも、

人工的な灯りの方が星より馴染み深いものになっているのかと、

ショックを受けた記憶があります。

 

暖かくなったら、どこか近場の大自然に囲まれた場所へ、

満点の星空を観に行きたいなぁ〜。

自然、大好き♪ 自然、バンザイ!

 

 

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