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山茶始開〜つばきはじめてひらく〜 2015年二十四節気七十二候
(千重咲きの椿)
11月8日〜11月12日
二十四節気『立冬(りっとう)』の初候『山茶始開〜つばきはじめてひらく〜』
ツバキやサザンカの花を見かける季節になりました。
二十四節気七十二候では「山茶花」と書いて「ツバキ」と読んでいますが、
サザンカもツバキ科ツバキ属ではありますが、ツバキとは違う種類で、
実際には、サザンカをツバキと呼ぶことはないそうです。
特徴も明確に違います。
ツバキは、カップ咲で完全に開くことはなく、お花ごとポロッと落ちますが、
サザンカは、花びらを散らして落ちるようです。
では、どう解釈すればいいのでしょう。
「山茶(サンサ)」は中国語でツバキ類の総称だそうで、
山茶花(サンサカ)が訛って「サンザカ」になり、そして、
その総称を受け継いだのがサザンカになったとか。
これで、街なかで見かけるこのお花が、
「ツバキ」か「サザンカ」か見分けられそう〜。
まぁ、分かったところで、何か変化があるわけではありませんが、
ちょっとだけお散歩が愉しくなりそうです。
ちなみに、秋に芳香を放つ金木犀(丹桂)も、本当は、銀木犀(桂花)の変種だそうです。
街では金木犀の方が多く見かけるから、漠然とこっちが原種だと思っていましたが、
違ったんですね〜。ふむふむ。