朔風払葉〜きたかぜこのはをはらう〜 2015年二十四節気七十二候
11月27日〜12月1日
二十四節気『小雪（しょうせつ）』の次候『朔風払葉〜きたかぜこのはをはらう〜』
冷たい北風が、紅葉した木の葉を落として行く頃。
枝を露わにした落葉樹の姿は、寂しげな中にも凛とした趣があって、
寒い冬を美しくしてくれている気がします。
高校生の頃、大阪から一人、東京へ引っ越してきて、
いつも独りで散歩していた代々木公園。
イチョウの黄金色の葉っぱが地面を覆い尽くす銀杏林を、
飴色の夕日が包んでいく刻が、すごく好きでした。
ふかふかの落ち葉の上に寝転がって、
イチョウの樹々を下から見上げ、隙間から覗く空を観て、
比叡山の中腹にあった週末の家の自然に思いを馳せていました。
転校する前の、高校のことや、そのもっと前の中学時代のこと。
懐かしくて、戻りたくて。。。
今はもう戻りたいとは思いませんが、全部、とっても大切な記憶です。
だから、落ち葉が好き。都会のネオンより自然が大好きです。
さぁ、寒いけど、季節を愉しみましょ。
